今、産直ブームです。農産物の話ですが。
現場の大工が業者に使われるのではなく、直接工事を提供する。これも直売です。自らリフォーム店を立ち上げ、日当手間を基本に施主様に直につかわれることを始めました。
とはいっても、大昔は施主と大工は直接取引でしたから、いつ頃からか中間で儲ける人が出てきたわけですが。今は、実際仕事をしている人より、口を利いて中間に入っている人のほうがずっと稼いでいるのが現状です。
そしてそんな人たちが多すぎます。工事は儲けを得る手段で、中身や質は下請け職人まかせで自分では何も出来ない業者がほとんどです。
金額を安く、工事の内容をよくするには、下記の点がポイントです。
当然中間は無いほうが安くできます。
労使関係もシンプルですからトラブルが起きません。
気持ちも職人気質でいい仕事を提供する気持ち、気合が違います。
仕事をやった人がどこの人かわかるので、安心です。野菜と一緒。
また修繕でも出たら、中身がわかっているので仕事も的確に出来ます。住まいの主治医。
建築は現場で作業しなければ仕事になりません。現場に来ない人、作業をしない人にお金を払うと作業した人には、ピンはねをしてしまいます。
お客と作業をする人の間に入る会社や人はこれで成り立っていますが、こんな者はいなくても目的は達せられるのです。
問題は、実際工事をする人にきちんとした仕事がやれるだけお金が支払われているのか?ということです。
その多くの場合、途中がハネ過ぎで職人が満足に仕事が出来ない状況があります。
リフォームの直売所は、その要である作業を直接お客に提供しようという考えのものです。
直売は量ができませんので、一度に3件の現場はできません。これが欠点でしょうか?
農家とよく似ています。一度に大量の注文でも、畑の大きさは決まっています。
建築は金額が大きいですから、直売で何百万円も違いが出るとしたら、混んでいるとき待ってもらえますでしょうか?
安くていい物じゃなきゃ直売所じゃないのです。しかし、数が限られます。こんなのが直売所です。
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