- 見積もりの内容と実際の工事の違いによる費用の差額の発生。
これは追加工事の発生です。壊してみたらシロアリや腐りで大掛かりなことに…。
- 施主様と工事側の思惑の食い違い。
工事完了後、施主様の思っていたものと違う場合。
- 天気の影響で工期が延びる。
雨や風ばかりで作業にならず、約束工期が守れず伸びてしまうことも。
- 施主様が工事に協力性を欠く場合。
リフォーム工事は在住のままが多いです。家具や生活用品をいったん移動したり片付けなどの協力も必要。
- 材料の置き場などが無い場合。
雨で濡れてはいけないものなどは屋内に確保したいのですが、それが難しいことも。
- 施主様の外出のことや、戸締りの問題。
泥棒が工事中を狙っているかもしれません。
- 近隣の問題。
近隣が苦情を言う場合。
- 無くなる業者の問題。
工事中、または、工事完了後に業者が無いなんてことも。
追加工事の発生について
お客さま側としては予算があり思わない追加工事に出費が出ることになれば、負担もおおきいでしょう。これがおこるのはリフォームの特徴です。
予定の金額内ならまだしも、大きくかけ離れるほど金額アップなら、そのリフォーム自体初めからやれることかどうかの問題になってきますね。
これは、工事をする側としては壁や土の中のことは出来るだけ調べてその様子から的確な話をしなければならないのです。
それでも、隠蔽部は壊してみなければわからない。出来る限り、経験から、予想をしてこの位になると金額の話しをすることが必要です。
おもわぬ追加が余儀なくされたときには、現場状態を施主様に見ていただき、必要な説明をして、納得の上で工事を進めます。
当店では勝手に工事を進めて完成してから、追加金を請求するようなことは絶対ありません。
施主様に話して、承諾を得ないうちに工事を完成させてもそれは、追加工事ではありません。「勝手にサービス工事」です。
したがって請求などはありません。この辺、心得ておりますので安心して任せてください。職人である大工の私が正直にする仕事です。
現場状況から、あまりにもひどい場合、一番大事なことは、最悪の場合を想定して、その金額を提示してあげることは1つの方法です。軽く済めば
よかったという話です。当店は建築素人の営業マンではありません。この点もお客様が納得されるようにします。
施主様と工事側の食い違い
こんなはずじゃなかったという施主様がいるとすれば、そのリフォームには満足していません。頼んだ色が現物とイメージが違ったり、
造作の造形やおさまりが、施主様のイメージと違った場合にこれは起こります。
これを避けるために、細かいところまでどうなるのかを親切丁寧に説明します。知識と経験と最近のCG技術でしっかりと
した完成イメージを提供します。
こうなるから、これだけ払う。施主様ご自身納得の仕事をします。
リフォーム工事には施主様の協力が必要です。
現場で大工が引っ越しセンターのように食器や調理器、衣服、生活家具などを片付けをやらなければ工事にならない場合、これは工事以外の費用が
かかります。大きくて重くどうしようもない物は移動など協力しますが、その他はお客様側の仕事です。
リフォームをするには、お客様にも仕事が発生します。どうしても協力が必要です。
その他の問題
材料の置き場などの問題も希におきます。それは工事側の工夫や努力、お客様側の協力が必要です。
工事作業中はお客様に変わって工事をしながら留守番もできます。防犯には気を使います。
近所が苦情を言う場合があります。工事に関することならこちらで対処しますが、単に増築などを
されたら、日当たりが悪いなどの苦情はお客様の問題です。近隣を納得させていただいて工事を始めます。
音などの苦情につき、曜日、時間などに気を使います。
リフォームの会社はよく潰れます。何十億と売り上げてやっていたところも今は無いなんてのはよくあります。
素人がビジネスではじめるからです。
当店のように代々これを家業として生きてきた者にとってはこれは分ります。
この業種は不安定です。自分でやっても儲けが出ないのに、人を使って利益を上げられるはずが無いということです。
つまり、長続きはしないということです。
地元地域で職人は生涯の技術を身に付け基本的に日当で稼いでいます。だから一番強く、続きます。
苦情を言おうにも会社が無いなんてことは起こりません。
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